2010年11月06日

映画「マザーウォーター」舞台挨拶つき

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これから名古屋のミッドランドスクエアで
映画「マザーウォーター」を見ます。
上映後に出演者の舞台挨拶があります。

追記

はーーい、映画、見てきましたよ♪
監督は違いますが「かもめ食堂」や「めがね」と同じように
強いメッセージがあるわけでも
情緒に傾きすぎるわけでもなく
何気ない日常に流れる 
生きる力のようなものを感じる映画・・・かな。

そして、やっぱり食べ物が重要な配役・・・でもある。

特別ではないけど、普段、当たり前に口にしている食べ物(豆腐、カツサンド、タマゴサンド)とか
その持ち味をストレートに生かした季節の食材料理(テンプラ)とか
美味しい飲み物(コーヒー、ウィスキ)とか
やっぱり、そういう食べ物を大切にし、美味しいと感じる心があれば、
どこにいても、誰といても、転んでも、泣いても、悩んでいても
静かに、優しく、淡々と生きていけるんじゃないかと。

セツコ(小林聡美)さんの入れるウィスキーの水割り、
透明で大きなガラスのコップに、一度、水にくぐらせた大きな氷をいれ、
ウィスキーを注いでマドラーでかき回す・・・
それから水を足して、さらにマドラーでかきまわす・・・
ああ、美味しそうでした! 思わず唾をゴクンと。私も飲みた〜い!

マコト(もたいまさこ)さんが作っていた
ゴボウとウドとソラマメのかき揚げテンプラ
塩をちょっとだけかけて食べてみたい。
と思ったら、本当に一つまみの塩をかけてました。

タカコ(小泉今日子)さんは
お豆腐をまるでチーズケーキのように食べる。

ポプラちゃんの大好きなタマゴサンド
私も今度作ってみよう♪

堀越さんが用意された衣装も素敵でした。

タカコさんのブラウンのカーディガンと
その中に組み合わせた3種のプリントワンピ。
セツコさんがお店で着てたやっぱり3種の白いシャツブラウス。
そして二人が履いていた同じ黒皮のサボも。
そそ、ハツミ(市川実日子)さんの豆腐屋さんの頭からつま先まで白い作業着も
ありふれたものだけど彼女に似合っていて
何だかスタイリッシュに見えました。(笑)

舞台となるお店の佇まいも素敵でしたね。
あんなお店があったら、私も毎日通っちゃいそうです。

タカコさんの喫茶店は
いろんな椅子にタータンチェックのひざ掛けがかけてあって
雑誌ku:nelやソトコトやアルネで紹介されるような雰囲気。

セツコさんのウィスキー・バーは
木製カウンターとアンティーク椅子の濃いブラウンと
左官のコテ跡を残した漆喰風の壁のブルー
それに奥の半間のスペースの上隅が少し欠けた壁と
その前に置かれた木製台の上の銅色の花瓶と花(ドライ?)
こちらは雑誌「住む。」に出てきそう。
まるで茶室のようなミニマルで完璧な空間でした。

鴨川や疎水といった
水の流れるところに集まった人たち
ふと 鴨長明の「方丈記」を思い出しました。

「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
 久しくとどまりたるためしなし。
 世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」

でも、人も世の中も儚いというむなしさより
つらい事も、哀しいことも、流れていくからそれでいいのだ
人は常に流れていく
という前向きな思想として・・ネ。

この映画に、もしポプラちゃんがいなかったら・・・
でも、今回はポプラちゃんの可愛さに目と耳を奪われて
大人たちのセリフを聞き流しちゃった部分もあるので
今度はじっくりセリフに耳を傾けながら観るつもり。


そそ、上映後の舞台挨拶には
小林聡美さん、もたいまさこさん、市川実日子さん、光石研さんが登場。
200名のスクリーンで私たちは前から3列目だったので
登壇者全員、よ〜く見えました。
上映後だったせいもあり、場内は和やかな雰囲気だったし
聡美さんとまさこさんのユーモアに溢れた会話が面白く
それにつられて、光石さんも市川さんもって感じでとっても楽しい舞台挨拶でした。
聡美さんに「すいませんね、ダラダラした挨拶で」と言わせてしまった司会者さん、反省してネ。




 
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2009年04月12日

「レッドクリフPart2」は面白い!

はーーい、10日は待ちに待った「レッドクリフPart2」の公開日でした。
<何故に公開日が金曜日?>と思う映画業界裏事情に疎いワタクシですが
実はその前日にお友達が試写会に誘ってくださいましたので
幸運にも公開日前に観て来ちゃいました。(アリガトウ!)

なんたって「そこで終わるんかい?!」という
メインディッシュ手前で食事を打ち切られちゃった気分のPart1公開から半年。
正直、金城武ファンといえどもテンションは下がり気味でした。
しかし、本編が始まったらすぐに、
私の頭の中の記憶の扉はパタパタパタと見事に開いていき
Part1で張られていた(敷かれていた?)伏線を思い出しながら
「アッハ〜ン、そういうことだったのね。」とほくそ笑んだり頷いたり。
仕事の疲れもどこかに吹っ飛び、
映画にのめり込んだ2時間半はアッという間。
想像以上に、いやいや期待を遙かに超えて面白かった〜!!

「レッドクリフ」は「三国志」にも「三国志演義」にもない
ジョン・ウー監督のオリジナルストーリーを織り込んだ「赤壁の戦い」の映画化。
自分としてそれを素直に受け入れられるかどうか心配だったのですが、
そんなものは杞憂に終わってしまうぐらい、
また、そんなコトをどうのこうのと言うのは愚の骨頂!
というくらい見事なシナリオだと思います。

いえいえ、オリジナルだからこそ、次はどうなるの?どうなるの?
と夢中になってのめり込んじゃったのだし
女性の活躍を盛り込むことによって、
より映画としての色彩と奥行きが増したのではないでしょうか。

「三国志」には実に魅力的な登場人物がたくさんいます。
映画「レッドクリフ」は周瑜と孔明が主役級なのですが、
監督はその他にも、曹操、孫権、小喬、尚香、劉備、趙雲、関羽、張飛など
主要登場人物それぞれの特徴や個性を存分に引きし、魅力的に描いていますし
Part2ではさらに人間ドラマが繰り広げられます。
特に尚香の小ストーリーでは誰もが心を揺さぶられるでしょう。

また、Part1ではヒ弱に見えた周瑜役のトニー・レオンも
映画「HERO」を彷彿とさせる見事な剣舞では
柔らかく優美でありながらも力強さを見せてくれますし
同じくPart1では出番の少なかった(ような気がした)孔明役の金城さんも
さらに優雅で超然とした立ち居振る舞い、聡明な表情とキラキラした瞳の輝きで
自然、特に気象への造詣の深さを披露し、次々と奇策を打ち出していきます。

そして、なんと言っても揚子江の岩壁を赤く燃やしたという炎の戦闘シーン
「三国志」で一番のクライマックス「赤壁の戦い」を最後の40分間で
建造した木造船を実際に燃やしてまで迫力満点に見せてくれる演出。
さすがジョン・ウー監督! あっぱれジョン・ウー監督!!
これぞ大スペクタクル・エンタテインメント映画の傑作!!
アジア映画はついにここまで来たかと敬服いたしました。
もう「レッドクリフ」はアジアでの歴史スペクタクル映画の金字塔を
打ち立てたと言っても過言ではないでしょう。

ちなみに、Part1を観てなくても十分楽しめるPart2ではありますが
やはりPart1で人物関係と伏線を頭に入れ、
有名な陣形を楽しんでからPart2をご覧になることをオススメします。

レッドクリフ公式サイト

YAHOOレッドクリフ特集

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2009年03月07日

待ちに待った「ウォーロード 男たちの誓い」公開

先日からこのブログを開くと何やらけたたましい音が・・
と思ってらっしゃる方も多いと思います。
ご迷惑をお掛けしてたらゴメンナサイ。

実は右下のリンクのところに
5月8日公開される映画「ウォーロード/男たちの誓い」
ブログパーツを貼っておいたら
先日そのブログパーツで予告編が流れるようになって....

ウォォォォ!!! て感じなんですよ。

この映画、あの金城武さんが出演してるのですが
実は「レッドクリフ」や「怪人二十面相」よりも先に撮影されたもので
日本以外のアジア圏ではすでに2007年に
「投名状」というタイトルで公開されました。

舞台は中国清朝末期、太平天国の乱の時代
「投名状」という義兄弟の契りを結んだ
男3人(ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武)が
戦乱の中で時代に翻弄されながら自ら信ずるところに従ううちに・・・
という、なかなか重厚なヒューマンドラマ。

というのが、まだ映画自体は観たことはないけれど
これまでアジア圏でおおやけになっている
監督や俳優陣のインタビューを読ませて頂いて想像している私の映画像です。
(違ったらゴメンナサイ。)

スチールや予告編を見る限りでは
「レッドクリフ」に比べもっともっと泥臭い
音楽でいうとドヴォルザークとかバルトークとか東欧系の民族音楽系?
陽の「レッドクリフ」、陰の「ウォーロード」という感じに思えるのですが
きっと胸にググーーッとくる結末になるような気がします。

なお、2007年の香港や台湾での映画祭では
作品賞や監督賞(ピーター・チャン監督)に加え
アクションスターのイメージが強かったジェット・リーの演技力が認められ
見事主演男優賞を獲得したりしている話題の映画でもあります。

ちなみに、この映画ではヅラなのですが
金城さんの弁髪姿を見ることができます。
→のブログパーツの映像がそれなのですが、弁髪姿でも美しい!!

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2009年02月26日

「おくりびと」外国語映画賞受賞!

23日、日本映画「おくりびと」が
第81回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。
出演者ならびに関係者のみなさま、おめでとうございます。

実は私、昨年9月にすでにこの映画を観ております。
見終わってすぐに家人と「イイ映画だね〜♪」と言った記憶も。

大事な人をおくったことのある方、
「死」がそれほど遠い先のことではないと思っている方は
きっとご覧になられた方が多いのでは?
私達が鑑賞した時も、中年以上のご夫婦とか
女性のカップルが多かったですね。

観る前は「死」を扱った映画だからと身構えていたのですが
始まってすぐにクスリと笑わせてくれて
観る者の力を抜いてしまう演出はサスガだと思います。
そういう所も欧米で受け入れられる要素になってるかもしれませんネ。

そして何より納棺師としてのモックンの所作が
茶道の所作のように実に美しいのです。
観てから数ヶ月経った今でも記憶に残っているくらい。
遺族の前でご遺体の肌を一度も露わにすることなく着物に着替えさせる所作
あれはもう「納棺道」と言っても良いのではないでしょうか。
「ほーーーっ、美しい!」と心の中で呟いたほどです。
(こういう○○道も日本的な文化として外国では憧れる?)

無駄のない美しい所作はそれ自体が祈りである
そう私は思ってしまいました。

映画の中ではいくつかのケースが登場するのですが
ご遺体を演じているのはすべて生身の俳優さんたち。
息をしないよう、動かないように演技するのは大変だったと思います。

そういう死後硬直状態のご遺体を納棺師さんが
身体、顔をもみほぐして柔らかくし、綺麗に化粧してあげる。
それをじっと観ている遺族は、まるで生きてる時と同じ、
あるいはそれ以上の綺麗な表情になった大事な人に感激し
一時悲しみから解放されたような表情になる。
納棺師さんて癒しの職業なんじゃないでしょうか。

が、日本には職業に対する偏見が昔からあり
「死」にまつわる職業もそのひとつ。

モックン演じる主人公は、たまたま不明瞭な求人広告で
納棺師の仕事をすることになります。
夫の転職先を知った広末さん演じる納棺師の妻に
「汚らわしい!」と偏見の言葉を吐きかけられたり
辛い場面も経験しながらも、次第に自分の職業に誇りをもつようになります。

私は、その職業に誇りが持てるのなら
昔から偏見を持たれてきた職業や
いわゆるブルーカラーと言われたり、技術の必要な職業に
壁を取り払ってどんどんチャレンジしたら良いと思うのです。

ちょっと映画の話から横道にそれちゃいましたね。

さて、この映画、山崎努さん、余貴美子さん、笹野高史さんの存在感も抜群。
映画の中で思わず涙してしまったのは笹野さんのシーン。
大事な人をおくった経験のある人はきっとあのシーンで泣いちゃうでしょうね。
「ああ、これで本当のお別れなんだ」て実感するのが“あのシーン”ですから。

すっごく大きな盛り上がりはなく
「死」や「親子の絆」を描いた地味な映画ですが
映画館を出るときは不思議に癒された気分になっています。
きっとアナタも自分の旅立ちの時は
モックンのような納棺師さんにお願いしたいと思うはず。

「おくりびと」公式サイト

「死を想う」(「ほぼ日」の本木さん糸井さん中沢さんの対談ページ)

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2008年11月23日

映画のハシゴ。

みなさん、3連休、楽しんでますか?
私は月曜日出勤なんですぅ。。。グスン(*U_U*)。。。
でも自動車部品関連の下請け会社なので
出勤して仕事があることを喜ぶべきなのかも。

さて、土曜、日曜と岡山で合唱の全国大会が開催されています。
私達MIWOも10年以上前は、毎年全国大会に出場し
5年連続金賞(シード)とかコンクール大賞までいただいたので
それなりに(爆)知られていた合唱団だったのですが
コンクールから足を洗って10年も経つと
もう今では忘れ去られ、名前も知らない人が多いらしい。

(あれから、いろんな名曲、大曲を歌ってきて
 あの頃より声も音楽も深みを増したと思うんだけどね。自惚れ?)

で、その岡山で開催されているコンクールを
家人が聴きに行ったので、私は今日明日とフリー。(ヤッター!)
で、イソイソと名古屋まで出かけて映画を2本観てきました・・とさ。

1本目は「Xファイル:真実を求めて」
うーーーん、わたくし、シーズン1からXファイル・ファンなのですが
やっぱりXファイルは45分のTVドラマのほうがいいですね。

Xファイルのエピソードには、宇宙人もの、オカルトもの、
超科学もの、超常現象もの、未確認生物もの等があって
私はオカルトものが苦手。
どんなエピソードでも、クスッと笑えたり、絆を感じられたり
またとても深い哲学が漂うものがお気に入りなのです。
で、今回の映画にもそれを期待して見に行ったのですが・・

まずTVシリーズが終わってから6年が経ち
モルダーとスカリーがFBIから離れて
見かけがすっかりオジサン、オバサンになっていました。
当たり前のことなんだけど、ちょっとショック。

またTVだと45分という限られた時間内に話しをおさめないといけないので
それが功を奏していて、伝えたいこともわかるし
二人の微妙なやりとりも印象的で記憶に残るのですが
映画だとやたら冗漫で、結局何が言いたかったのか記憶に残りにくいんです。
それに今回は猟奇的シーンが多くて、私は苦手。
「あきらめるな」ということは、
違うエピソードを使っても表せたんじゃない?と思う。

まっ、スキナー長官が出てきてくれたのは嬉しかったし
もしかして、TVシリーズを再開するためのプロローグか?
なんて思わないでもないんですけどね。
手放した息子ウィリアムのその後も気になるし・・・。

どちらにしても、この二人のタッグ(役柄上も)は、
間隔があきすぎると良くないようですね。

で、上映スケジュールがうまく合わなくて
次の映画まで2時間50分、栄で暇つぶし。
3連休ですから人出が多くてクラクラしちゃうんですが
栄でも人の少ない穴場カフェ、F.O.B.COOPの2Fのカフェと
デパートが並ぶ通りと公園を挟んだ向かい側の通りで
落ち着いた雰囲気でセンスの良いコンラン・ショップで
クリスマス・オーナメントを選びながら過ごしました。

思ったより早く時間が過ぎ
慌てて名古屋駅まで戻り観たのは、またまた「レッドクリフpart1」です。

いや〜〜、ビックリしました。
公開から3週間経っているのに
名古屋駅のミッドランドスクエアシネマはほぼ満席状態でしたよ。
客層はホンマ、老若男女入りみだれ・・・って感じです。
戦闘シーンのド迫力(倒れる馬はカワイソウだけど)、
歌舞伎役者の顔見せのような、各武将戦闘シーンの格好良さ(特に趙雲)
ある種、西部劇の要素も含んでる気がして
それでなくても、日本には三国志ファンが結構いるので
観客動員数が伸び続けているのかもしれませんね。

まだご覧になってない方、
アジアがハリウッドを凌駕したと言っていいスケールの作品ですから、
ぜひ、映画館でご覧になってネ♪
posted by み〜 at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月18日

11/1公開「レッドクリフpart1」

「レッドクリフ」はハリウッドでも活躍している中国のジョン・ウー監督が
構想18年、ズーーッとあたためてきた、三国志で最も有名な「赤壁の戦い」を
オリジナル脚本で全2部作として映画化した作品。
アジア各国の俳優、スタッフだけでなく
パイレーツ・オブ・カリビアン、マトリックスのVFXチームともタッグを組み
「part1」は既に公開されているアジア各国では大ヒットを記録しています。

「三国志」はその昔、横山光輝さんの漫画でしか読んだことないのですが
金城武ファンの私は、この映画で彼がアノ諸葛孔明を演じるということで
先日7日、愛知県勤労会館で試写会を観てきました。

いやはや、予告編では見ていましたが、戦闘シーンのド迫力、
関羽、張飛、趙雲など有名な武将の強さには圧倒されっぱなし…。
ちゃ〜んと高名な刀や名馬も登場しますし、
文字でしか見たことのなかった兵法や陣形(雁の陣や亀甲から生まれた八卦の陣)
などを映像化してみせたり
アクションシーンはハリウッドをも凌駕するほどで
本当に「三国志」ファンにはたまらないものだと思います。
もう、翌日は一日中、私の頭の回りで
ドドドドーーッと馬の蹄の音が鳴りっぱなしだったくらいですもの。
ところどころ、ジョン・ウー監督が大好きだという
黒澤明監督の「七人の侍」を彷彿させるようなシーンもありましたしね。

しかしこの映画の見どころはアクションシーンだけではありません。
「勇気」と「友情」と「愛」がテーマになっており、
周愉のトニーレオン、孔明の金城武を中心に、
曹操のチャン・フォンイー、孫権のチャン・チェン、
尚香のヴィッキー・チャオ、小喬のリン・チーリンなど
それぞれのシーン、感情、表情がとても魅力的。
それだけに、細切れで勿体ないなあという気がしないでもないのですが..^_^;

はい? 孔明が金城さんでは若すぎないか・・・ですか?
演義等の書物や漫画でオジサンのイメージが強いかもしれませんが
史実では「赤壁の戦い」の時、孔明さんは27歳だったそうで
先日35歳になったばかりの金城さんが若すぎことは決してありません。
ファンの欲目かもしれませんが
澄んでキラキラとした眼差し、
独特の扇をふわぁ〜んふわぁ〜んとさせて飄々としながらも
時に機知に富み、時に強く、
聡明でユーモアのある独特の雰囲気を醸しだしてました。

11月1日公開に先立ち明日18日は
第21回東京国際映画祭のオープニング作品としても上映されるこの映画
男のロマンを描くのが得意なジョン・ウー監督の歴史的スペクタクル巨編
大スクリーンでの上映を見逃したら、絶対ソンをしますよ〜。
そして見終わったら、
「エーーーッ、続くのぉ? 早く続きのpart2が見たい!」と思うはず。
ちなみに、part2は来年4月の公開予定だそうです。

そそ、リンク集→に貼っておきましたが
公式サイトはじめ、いろんなサイトで特集を組んでますので
どうぞ、ご覧になってみてください。

公式サイト YAHOO特集サイト MovieWalker特設サイト

あと、8月6日、東京で行われた記者会見については 
完全レポート 動画 もあります。


【追記】
↑にも書いたように、
今日は第21回東京国際映画祭のオープニング作品として
この「レッドクリフpart1」が披露されます。
映画祭オープニングに先立って、会場の六本木ヒルズでは
レッドカーペットならぬグリーンカーペットの上を
映画の出演者達が歩くのですが
2002年から、金城さんの出演作のプレミア上映には
必ず参加してきた私が、今回はチケットが取れなかったこともあって
ファンの仲間と一緒に並んで間近で彼を応援するのを諦めました。
(以前も書いたのですが金城さんにはファンクラブがないぶん
 ネット上のファンサイトに集まるファン同士が10年にもわたって
 情報を共有したりして彼を熱狂的に応援しているのです。)

実は今日明日は、↓にも紹介した11月9日の演奏会直前強化合宿。
前回、「死神の精度」のプレミアには
大谷先生がいらっしゃる合宿を欠席して参加したのですが
その直後、先生は交通事故に・・・・・。
もちろん、私が欠席したために事故に遭遇されたわけではないのですが
どうも、私の中で割り切れない思い
申し訳なかったという後悔の念が生じたのです。
よって、今回また大谷先生のいらっしゃる合宿と重なってしまったイベントに参加することは、どうしても自分自身で許せなかった。

本来なら、素晴らしい作品で素晴らしい演技を披露している金城さんを
自分の声で応援したかったのですが
このアトには日本映画「怪人二十面相伝」の年内公開も控えているので
そちらに参加することにして、今回はご無礼いたしました。

どうか、ファンのみなさま、私のぶんまで声援、よろしくお願いいたします。



posted by み〜 at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月06日

映画「グーグーだって猫である」初日

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今日は映画グーグーの初日です。
各劇場先着100名にもらえる↑メイキングDVDが欲しくて
近所の映画館へ家人と一緒にかけつけました。
金城さんの映画以外で初日初回を観るなんて初めてです。
映画、楽しみ♪
感想は今夜にでも。。。

映画、観てきました。(一部ネタばれありです。)
夜になったのに私の白目はまだ赤いし、瞼が腫れぼったい。
一日中、思い出してはメソメソ、人に映画の説明をしながらメソメソ。
いえいえ、悲しかったというわけではないのです。
心打たれたセリフがいくつかあって
ついつい自分とケン太の関係に重ねあわせちゃったんですよね。

あるシーンでは、涙が止めどもなく溢れちゃって…www
で、こういう日に限ってハンカチを忘れて来ちゃってるんです。
ダンナのハンカチをアイシャドーやマスカラで汚すのも悪いし
もう流れるにまかせていたら・・・
ひどいメイク、ひどい顔になっちゃいました。

さて、じゃあどういう映画だったのかというと・・
タイトルに猫がついていても
ムツゴロウさんの映画じゃないので
最初から最後まで猫が主役・・・という映画ではありません。
猫と人間の絆、人間と人間の絆、愛しい者たち・・
ホントに言葉にするのは難しいし、一言では括れないとは思うけど
でも一言で言うなら、まさに“大島弓子ワールド”な映画でした。
(犬童監督、根っからの大島弓子ファンなんだそうですね。)

タッチや登場人物はメルヘンチックなんだけれど
現実と空想の世界を行き来しながら、
生と死、若さと老い、幸福と不幸、そういう哲学的な命題を突きつけ
読む者の心を揺さぶるのが大島先生の漫画、“大島弓子ワールド”。

映画でも登場する「四月怪談」「バナナブレッドのプディング」は
私もズーーーッと昔、読んだことがあります。
内容は覚えてなかったけれど、読後感が不思議な感じだったというのと
映画の中でナオミちゃん(上野樹里ちゃん)が言ってたみたいに
「2つも3つも年を取ったような気分」になったのも確か。

そういう大島先生の漫画を知ってる人なら、
映画が“大島弓子ワールド”だときっと気づくはずです。
すると、登場人物たち、
キョンキョンの麻子先生はフワフワ髪の主人公だし、
麻子先生のお母さん、松原智恵子さんは「綿の国星」にも出てくる
ひっつめ髪で着物を着、割烹着をかけた典型的なお母さん、
英会話講師&死神役のマーティ・フリードマンさんは
同じく「綿の国星」のラファエル(だったかな?)に見えてきちゃうんです。

極めつけは、夢に登場する擬人化されたサバ。
もう「綿の国星」そのものじゃないですかぁ!
それだけで嬉し泣きなのに、
サバの「あなたと同じ時間を生きたかった」で・・・
ついに 。・゚゚・(>_<)・゚゚・。 びぇーん。だったんですよね。

アッ、もちろん、シンミリしちゃうシーンばかりじゃないですよ
猫ちゃんの可愛いシーンもいっぱいあります。
猫を飼ってる方なら、「あるある。。」と思うシーンだらけ。
アシスタント役の森三中さんと樹里ちゃんのナゼに殺陣?
・・・のシーンでは大笑いしちゃいましたしね。

若者が多く、ワイワイがやがや状態の狭い飲食店や
路地裏までも活気に溢れた吉祥寺の街の様子も
25年前、吉祥寺を遊び場にしていた私には懐かしかった。
そそ、吉祥寺在住の楳図かずおさんも登場。
(私、その昔、贔屓の武蔵野珈琲店で楳図さんにご挨拶しました。
 ちょっと自慢? ^_^;)

そんな、ニャンとも可愛くて、せつなくて、面白くて、ジーンときちゃう
映画「グーグーだって猫である」。
良かったら、劇場でご覧になってくださいましね。
私も、もう1度でも2度でも観てこようと思ってます。
posted by み〜 at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月03日

9月公開・映画「グーグーだって猫である」

おはようございます。
はぅ。
今朝も例によって、我が家のアオーンアオーンに5時前に起こされましたぁ。
でもね、黒目まん丸オメメで見つめられると
「ハイハイ、わかったわ、起きてあげる起きてあげる。」
になっちゃうんですよ。

さてさて、以前からご紹介してますように
大島弓子先生のエッセイ漫画を映画化した「グーグーだって猫である」が
とうとう9月に公開されるそうです。

公式サイトも徐々に充実してきてますよ〜♪ 
ぜひぜひ、あちこちクリックしてみてくださいねぇ。
特に「Introduction」「Cat Trivia(猫豆知識)」「 Trailer(動画)」がオススメ。

漫画ではほんの1コマぐらいしか書かれてなかったけど
風呂のフタの上に乗ったグーグーと
湯船につかってる麻子さんがじゃれてる場面もちゃんとあるんですよ。
マンションに住んでた頃は、私もよくケン太とやってましたもの。
冬になると、ケン太はお湯をはった風呂のフタの上が好きでねぇ...
「そこどいて!」って言えなくて
「じゃあ一緒に入ろうか・・・おじゃましま〜す。」でしたから。

今年に入ってからケン太が大手術をする前は
エリザベス・カラーをつけたケン太が私の腕枕で一緒に寝たり
・・・・・
ってなふうに、15年間OnlyOne描と暮らしてきた私は、
予告編を見てると、ついついケン太と私の関係に重ね合わせちゃって...
イヤ〜ン、短い動画なのにウルウルしちゃってますぅ。

グーグーちゃんも可愛いし、音楽も癒し系だし、
年齢を重ねてきたキョンキョンも素敵だし
早く見た〜〜い!!

そそ、「予告編」の最後に出てくる
お腹を出したグーグーのポストカード・・・
漫画のように、ホント、お腹の模様が顔に見えます・・ヨネ?(^◇^;)
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2007年10月04日

「ラヴェンダーの咲く庭で」

以下は2005年10月20日に
以前の掲示板に書いた映画評に手を入れたものです。

****************************

月曜日、岐阜のシアターペルルで
イギリス映画「ラヴェンダーの咲く庭で」を見てきました。
東京では6月から上映されていた映画で、
やっと岐阜にもやってきたって感じです。

ストーリーは1936年、イギリスのコンウォール地方住む老姉妹が
海岸に打ち上げられたポーランド人の青年を看病するうち
妹が、ヴァイオリンの名手とわかったその青年に
年甲斐もなく恋をしてしまうというもの。

ちょっと前に、イギリスで、
助けられた記憶喪失の青年が、ひどくピアノが上手くて・・・
まるで“映画みたい”と日本でも話題になったピアノマンのこと
みなさん、覚えていらっしゃいますか?
その映画というのが、この「ラヴェンダーの咲く庭で」なんです。

老姉妹を演じているのは、「ディム」の称号をもつ
二人の名イギリス人女優、マギー・スミスとジュディ・ディンチ。
「ハリポッター」シリーズでホグワーツの副校長を演じているオバサマと
「恋におちたシェークスピア」で威厳のあるエリザベス女王や
「007シリーズ」でMI6の部長、ジェームズ・ボンドの上司を演じていたオバサマ
と言えばわかっていただけますか?

私生活でも友人としてとても仲が良いという同年齢の名女優が、
いったいどんな演技を見せてくれるのだろう?
と期待して見たのですが、その期待を裏切らない
いやいや、それ以上にナチュラルで愛らしい二人の演技。
イギリスらしいユーモアに溢れながらも切ないストーリー展開。
おまけに美しいコンウォールの風景と
魂を揺さぶるようなヴァイオリンの音色が奏でる音楽。
本当に久しぶりに映画らしい映画、
ヨーロッパの叙情豊かな映画を満喫しました。

特にいつもは威厳があって強面役の印象が強いジュディ・ディンチの
可憐さ、可愛らしさと言ったらもう・・・
某シーンでは胸がつまって号泣しそうになったほどです。

「誰かを恋焦がれる」というのは、いくつになってもあることですが
その恋が非現実的であればあるほど
現実を目の前に突きつけられた時の悲しみは深いのです。
けれど、その時の豊かな感情と美しい想い出は
その人の宝物となって、その後の人生を彩ってくれるものなんだなあ
とあらためて思いました。

ちなみに、この老姉妹が丹誠込めて作っている庭に
ラヴェンダーの花はありません。
映画の原題「LADIES IN LAVENDER」のラヴェンダーとは、
年配の女性に備わっている
彼女が生きてきた人生から与えられた豊かな味わい
という意味なのだそうです。

私にはまだまだ・・・・ですかね。

そそ、映画の最後にナイジェル・ヘスによる
オリジナルのヴァイオリン協奏曲が演奏されるのですが
この曲とジョシュア・ベルのヴァイオリンが素晴らしい!!
映画のサウンド・トラックも欲しくなりました。
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2007年10月02日

「永遠のマリア・カラス」

以下は2003年9月23日、
当時の掲示板に私が書いたものに手を入れたものです。

******************************

昨日は話題の映画「永遠のマリア・カラス」を1人で見てきました。
東京でも最初は小さな劇場での上映だったらしいのですが、
好評だったので700名の劇場に変わり、上映期間も延長になったとか。

名古屋は9月から(8月30日から?)
名演小劇場という定員100名の映画館で始まりました。
既にいろんな雑誌で取り上げられていましたし、
映画「8人の女たち」に出演していたファニー・アルダンがカラスを
ということで、とても興味がありました。

昨日は一般的には平日なので、
「もうこの日しかないっ!」と思って行ったのですが
11時に映画館に到着したら11時20分開演を待つ人が沢山ロビーに。
整理券も配られていて、なんと私は53番目。

平日ですよ! 平日っ!!

お客さんはほとんどが女性。
それも私より年上の方が多く、
シニア券を求める方が3分の1くらいはいらしたでしょう。
やはり往年のカラス・ファン?
カラスの日本での人気は凄かったっていいますものね。

それとも、話題の映画だからなんでしょうかねぇ。
確か名古屋の上映期間も1ヶ月間だったのが、延長になったとか。

実は私、それほど期待して行かなかったんですよ、
自分の目と耳で確かめないと・・・と思っていたので。
で、ハンカチを持っていくのを忘れちゃった。
でも、まいっか〜ってタカをくくってた。

ところがところが・・・

最初にカラスの実声で流れてきた曲が
私の大好きな<Casta Diva(清らかな女神よ)>だったんです!
もういきなり涙腺が弱くなってウルウル・・・

この映画の見所だと言われているのは
劇中劇として扱われている歌劇「カルメン」。
カラスが録音だけして、一度も演じたことがなかった演目なので、
ファンには垂涎もの・・・とのこと。

でもね、私が感動したのは、それよりも前のシーン、
カラスが自室で自分の絶頂期のLPを聴きながら
当時と同じように歌い、演じようとしている
<ある晴れた日に>(歌劇「蝶々夫人」から)だったんです。

蝶々さんの健気さと悲しさを表現するカラスの声音
さらに、厳しい現実に打ちのめされるカラスの悲嘆をも表現するアルダンの演技
両方が一度に胸に迫ってきて堪えきれなかった。
私、<ある晴れた日に>でこんなに泣いちゃったのは初めてでした。

すでにご存知だと思うのですが、監督はカラスと親交のあった
オペラの演出家でもあるゼッフェレッリですから
総合芸術と言われる本物のオペラの一場面のように
影像は美しいし、蝶々夫人とカラスの心情を音楽で演出するのはお手の物。
スゴイ映画だ!ってこの時に思いましたネ。

この映画は実在の人物を扱っているものの、
いわゆる伝記物ではありません。

全盛期を過ぎ、人前に出てこなくなったカラス。
録音だけして舞台で演じることのなかった「カルメン」を
声は絶頂期の録音したものを使い、53歳のカラスで映像化しよう
という企画が持ち上がり、彼女もその気になって元気を取り戻すのですが…
ラストはサスガに二十世紀最高のプリマドンナ、芸術家らしいプライドを持って
良き友人に恵まれ、彼女らしいものではなかったでしょうか。

しかし、この話自体は全くのフィクションで
登場するプロモーターも架空の人物。
けれど「あなどるなかれ!」なのです。

アルダンいわく
「真実や事実よりもフィクションのほうが多くを語れるということもある」
日本の某陶芸家(河井寛次郎)いわく
「ウソヲカリナケレバアラワセナイマコト」

もちろん映画の中で使われた彼女の歌を聴けるだけでも感涙ものです。
それをあのゼッフェレッリが扱うのですから、もうツボ押さえまくり…(T.T)
まさに、彼女を知らない世代に聞かせてあげたい、
いや、聞かせることができた・・・
まさにストーリーを地で行ってる映画ではないでしょうか。

<ある晴れた日に>だけでなく、
<歌に生き、恋に生き>(歌劇「トスカ」より)でも、泣いちゃいましたし、
エンドロールで再び<Casta Diva>が流れた時は、もう滂沱の涙でした。

あっ、滂沱の涙をどうしたかって?
アハハ、デコラティブな花の付いたギャルソンのベストが綿素材だったので
仕方なくそのベストの裾で拭いておりました。
あのベストをハンカチ代わりに使ったのは私ぐらいでしょうかネ? (^◇^;)

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2007年09月07日

「ボルベール(帰郷)」

volver.jpg

スペインの実力派監督アルモドバルの話題作「ボルベール(帰郷)」
9月1日から14日まで1000円で観られるというので
岐阜のCINEXへ朝一の回を観てきました。

実はアルモドバル監督の映画「オール・アバウト・マイ・マザー」が大好きな私。
貧しいながらも哀しみを乗り越え、精一杯生きていく女性像を
ユーモアと涙で描きだす演出は本当にスゴイんです。
まあ、この映画ではゲイの友人も素敵だったんですけどね。

で、そんな監督の女性讃歌、母親讃歌三部作の完結編とくれば観るっきゃない!

さて、ここで私の心に残る映画の条件を3つ
★冒頭シーンで引き込まれること。
★影像が美しいこと。
★心を揺さぶる音楽(歌)があること。

期待通り、映画「ボルベール(帰郷)」には
しっかりこの3つが備わっていました。

まず冒頭の大勢の女性達による墓掃除シーン。
いきなり死のモチーフが出てくるのに何だか明るい。
そのシーンで流れていた民謡調の歌も親しみやすく
私のキーにピッタリなので歌ってみたいと思いました。
親戚や近所の人達と交わす挨拶のキス音
チュッ!チュッ!チュッ! チュッ!チュッ!チュッ!
にも笑わされるし。

次に影像・・・・
アルモドバル監督の作品は、衣装の色合わせがまず美しいんです。
ゴージャスなブランドものではなく、
コットンやポリエステルなどの普段着なのですが
スペインのデザイナー・シビラやマラスを彷彿とさせる色の組み合わせ。
オレンジとグリーン、レッドとブルー、グリーンとパープルとイエロー
それにストライプや花柄の組み合わせもビビッド!
↑のパンフレットと同じ柄のスカートも登場してきます。

今回はビビッドな色だけでなく
葬式の場面、黒い喪服の女性達の群像でさえ、
下からのライトアップで
まるでレンブラントやベラスケスの絵の世界に見えてきました。

色やデザインが美しいのは衣装だけではありません
インテリアの色遣いも絶妙なんです。
叔母さん家の壁にふんだんに使われていた青系のタイルなんて最高だし
公園のベンチ裏の壁に書かれた落書きさえ計算尽くって感じ。

そして、歌・・・
映画の中間部でペネロペ・クルスが歌う(と言っても吹き替えですが)
タンゴ「Volver(帰郷)」は絶品でした。
一気に魂を揺さぶられて号泣。
あんなソウルフルな声で、あんな切ない表情で、あんな詩を歌われたら
泣かない人がいるでしょうか。

そんな私の身勝手な基本条件だけでなく女優陣もなかなかのもの。
アルモドバル映画に出てくるベテラン女優達は誰も素晴らしいのですが
今回はソフィア・ローレン風で逞しい母ちゃん役のペネロペ・クルスが
予想以上に良かったんです。
女の武器で男を落とす美女役よりずっとずっと説得力がある。
思うに母国語でまくし立て、地に足がついてる感じがイイのかもね。
(トイレでパンティを脱いで用を足すシーンにはビックリしたけど..ww)

もちろんストーリー展開もテンポ良く
サスペンス調になったかと思ったらユーモアや笑いもあり
人殺しさえ、しょうがなかったのかもって罪悪感を感じません。
それもこれも抱えて、誰もがみな(この場合は女性だけか?)
支えあって生きてるんだなあってしみじみ思いました。
(この場合、殺された男性は「女を悲しませる存在でしかなかった」わけで。)

ただ、私としてはラストがどうも尻切れトンボな感じがするんです。
含みを持たせて終わったのでしょうが
もう少し音楽を明るい感じにして欲しかったかな。
そのほうが幸せな気分で劇場をアトにできると思うから。

そそ、ラ・マンチャ地方を走る主人公の女性達の車の背景に
ドン・キホーテ時代の木の風車に代わって
風力発電の大きな白いプロペラが回っているのが皮肉っぽくて
コレまたムフフと面白かったですわん。
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2007年06月03日

パイレーツ・オブ・カリビアン3

木曜日、名古屋駅に新しくできたミッドランドスクエア・シネマ
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」を見てきました。

公開されて間もない映画を見るのは
私としてはそうそうあるものではないのですが
新しい映画館のサービス&環境はどうなのか知りたかったし
たまたま、家人が出張中でフリーなうえ、レディースデイで安かったので
名古屋に出かけたついでに、思い切って1人で見ちゃいました。
(観客は多かったですよ。90%くらいの入りだったかな。)

で、どうだったか・・・・・

うーーーーん、
映画館のサービスは悪くもなく、
かといってバツグンに良いというのでもなく
飲み物や食べ物が、その施設で売ってるものしかダメ
というのが最近のシネコンの特徴なのですが
それってどうよ?
まあ、そういう附帯設備で儲けないとやっていけないのかもしれませんが
それならそうで、もっと美味しい飲み物や食べ物を用意して欲しいものです。
まあ、人気のある映画じゃなければ観客も少ないので
こっそりお気に入りの飲み物や食べ物を持って入ってもわからないんですけどね。

で、映画館の座席は・・・・
前との間が広いのは嬉しいし 前の座席の後に荷物が掛けられるのはヨシとして
背もたれの角度が一定でちょっと直立系なのはいただけない。
少なくとも私の首には合わなくて痛かったです。
まあ、3時間というチョー長い上映時間の所為もあったのでしょうが
ちょっとだけでも倒れる背もたれにして欲しいなぁ。
倒れないけどTOHOシネマの座席のほうが私には合ってます。
だから、もうこの映画館には見にいかないと思います。ごめんなさい。

で、映画の感想は? (^◇^;)

ふーーーーーむ、、、、
1作目は映画館で見て、まだ娯楽映画として面白かったんですよね。
それに、やっぱりジョニー・デップのスパロウ船長が独特な雰囲気で
私はデップ様の俳優として才能にひれ伏しておりますので
彼の演技を見れるだけでも嬉しい。
が、2作目を見ずに3作目を見たからか、正直言って訳がわからなかった。
一応、パンフを読んでもいいよ〜部分は読んだので最初の設定はわかったのですが
そのあと、敵味方がしょっちゅう入れ替わって????状態。
戦いの場面は影像も音も迫力あってスゴイと思いますが、それだけ。
笑えるシーンも少ないし、カリプソはマンマだし
これまでの集大成だとしても3時間の上映時間て必要だったのか疑問。

ここから 少々ネタバレあり・・・ご注意!

ただ、ジョーンズの心臓に剣を刺すのが○○○だというのは驚いてしまった。
まあね、スパロウがそれをやっちゃ
彼のキャラが変わってしまうのでマズイっちゃあマズイ。
でも○○○だと切ないよぉ。。。しくしく。。。
と観客に思わせるところは上手い!
でも最後は△△△△エンドにするだろうなぁと思っていたので
エンドロールの後の影像には、やっぱそうきたねぇ。ニンマリ。でした。

あと、船を逆さにするという発想もアッパレですが
人間の力でやっちゃうところが荒唐無稽で (^◇^;)
アリエネ〜!と心の中で叫びながら、
しょせん娯楽映画ですから...これもアリでいいや。パチパチパチ。

まあ、とてもお金をかけた娯楽映画です。
3時間、同じ椅子に座って見る根性のある方はどうぞ。
が、くれぐれもエンドロールが流れはじめたからといって
終わった終わったと席を立たれませぬように。
お・ぼ・し・め・せ〜っ!!

蛇足:
ところで、東インド会社のマークって合ってましたっけ?
私が知ってるのはオランダのAVOCのそれかなぁ?
映画のはイギリスの東インド会社なのしから。。。

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2007年05月19日

映画「傷だらけの男たち」公式サイト

おはようございます。
家人は本日、東京へ行きました。
某連盟の会合?表彰式?懇親会?に参加するために。

さてさて、それとは何の関係もありませんが...(なくはない。^_^;)
昨年「ミーハー♪(これも私)」でカミングアウトしたように
わたくし7年来の金城武さんのファンでございます。

先日より→にもリンクしておきましたが
来る7月7日より金城さん、トニー・レオンさん主演の映画が
日比谷みゆき座ほか、TOHOシネマ系で全国ロードショーされますので
公式サイトをご紹介しておきます。
たくさん動画がありますので、いろいろ見て下さいね。

映画「傷だらけの男たち」公式サイト
 原題:「傷城」(Confession of pain)
 監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック(香港)

今年の米国アカデミー賞でマーチン・スコセッシ監督が
「ディパーテッド」という作品で監督賞を受賞しましたが
この「ディパーテッド」が「インファナル・アフェア」という
香港映画のリメイクだというのはご存知でしょうか?
「インファナル・アフェア」シリーズのの監督が
アンドリュー・ラウとアラン・マックなんですよね。
「インファナル・アフェア」もなかなか凝った作りの
男と男の心理的駆け引きが興味深いサスペンス映画でしたが
まだ見てないけれど「傷だらけ…」もきっとそういう期待を裏切らない映画
ではないかと思います。(^◇^;)
また、試写会等を見たらご報告しますね。

で、東京へ行った家人
この映画の前売券をゲットしてきてくれるはずなのですが...
お願いっ!!!

【追記】5/25
前売券ゲットしてきてくれました。
↓はチラシ
kizushiro03.jpg

↓はチラシの裏(クリックしてね)
kizushiro02.jpg

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2006年12月21日

映画「クリムト」

NEC_0180.jpg


今日はお休みをもらったので
名古屋の名演小劇場映画「クリムト」を観てきました。

衣装や美術はサスガに凝ってましたね。
もちろんクリムトの絵画もふんだんに登場するのですが
日本の着物をガウン風に羽織っていたり
光琳の紅梅白梅図に似た屏風のような装飾や
装いの決め手は帽子で決まり!のような素晴らしい女性の帽子の数々。

ただ、画面がよく回るし、コクトーの映画を彷彿させるような手法
(鏡を使ったり、死神のような登場人物を配したり)で
クリムトの内面を象徴的に描いている点が
難解というか、懲りすぎというか・・・
(もともと伝記映画ではないのですけどね...)

何より50席しかない部屋が、映画館にしては暖か過ぎて
後半はフカクにも、ウツラウツラ・・・
気が付いたらタイトルロールになってました。(;^_^A アセアセ…
勿体な〜い!

それにしても、レディース・デイということもあってか満員!
すごい動員力だと思いますが
私的にはもうあの部屋で観るのはご遠慮申し上げたいですね。

そそ、予告編で流れた「人生は、奇跡の詩」は面白そうでした。
「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニが帰ってきた
という感じです。
つーかね、私、イタリア語を聞くと
故郷に帰ったような懐かしさを感じるのです。
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2006年12月14日

「硫黄島からの手紙」

ioujima02.jpg

今日はお休みを貰ったし、レディース・デイでお得ということもあり
職場の真ん前にある映画館で映画「硫黄島からの手紙」を見てきました。

平日の昼間、それも朝一ということもあってか観客は少なめ。
ほとんどが私よりも年配の方ばかりで
レディース・デイといっても、やはり男性の姿もありました。

登場人物は戦闘シーン以外はほとんど日本人。
よって日本人のセリフは、栗林中将と西中佐の一部シーン以外はオール日本語。
それも英語のシナリオから起こしたセリフとは思えないくらい
ナチュラルな言葉と言い回し(アドリブも結構あったそうですが...)なので
ハリウッド製作の映画だということを忘れてしまいそうでした。

パンフによるとC.イーストウッド監督は日本語がわからなくても
俳優の表情や目で理解できる方だったようで、
そういう監督と俳優との信頼関係、さらには製作会社の理解に支えられ
クリエーター達の想いが国籍を超えてスクリーンで結実した
佳作の映画だからなのでしょう。

さて、この映画「硫黄島からの手紙」は
当時の日本の軍事教育と軍国主義に飲み込まれた情勢の中
大本営にも見放された太平洋上の孤島で
過酷な運命を受け入れていくしかない日本の軍人達が
なんとか自分の正義を貫こうとする生き様を淡々と描いています。

そんな彼らの真実の姿、真の思いは
家族へあてた手紙に書きつづられていました。

クリント・イーストウッド監督の映画は
「ミスティック・リバー」にしろ「ミリオンダラー・ベイビー」にしろ
見終わった観客が決して幸せな気分になれる映画ではありません。
むしろ、人間の「性」とか「業」というものを感じ、悲しくなってしまう。

今回の映画も戦争が題材になっている以上、
さらに一層そうであろうことは覚悟して見に行きました。
そして、その予感は決して外れることはありませんでした。

太平洋戦争が終わって61年。
語る人がどんどん少なくなる中、
私達はその負の遺産を受け継いでいかねばなりません。
映画が終わってエンドロールが流れ出しても
すごく重い鉛のようなものを飲み込んだような気持ちになり
私は立ち上がることができませんでした。

と同時に小説家・車谷長吉氏が白洲正子女史との対談で語っていた
「人が人であることの悲しみを描きたい」という言葉が思い起こされ、
その瞬間、涙が止めどもなく流れだしてしまいました。

5日間で終わると思われていた戦いを36日間持ちこたえた
そのしぶとさについては、この映画ではあまり伝わってはきませんでした。
日本軍人として潔く散るという無惨な死に目を覆いたくなるシーンもあります。
が、これまで描かれてきた日本軍士官の語り口調とは全く異なる
渡辺謙さん演じる栗林中将にとても人間味を感じましたし
日本に奥さんとまだ観ぬ娘を置いてきた若い兵隊、西郷を演じていた二宮君
彼の恐怖、戸惑い、憤り、悲しみ、諸々の気持ちが
コチラにすーーっと入りこむのです。
最後の彼の表情で、救われた思いをしましたし
二宮君の演技は評判以上にスゴイなあってあらためて思いました。

皆様も是非、特に若い方に積極的に観て欲しいと思います。
重い鉛を飲み込む勇気を持ちましょう。
未来のために。






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2006年12月06日

「プラダを着た悪魔」

休みを貰った12月1日は映画が1000円で見られる日。
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
「ウィンターソング」と「プラダを着た悪魔」を2本立て続けに見てきました。
「ウィンターソング」については既出なのでここでは触れませんが
偶然にもキャリア・アップ志向の強い若い女性の対照的な生き様を観た結果となり
なかなかナイスな選択だったと自画自賛。(^◇^;)

「プラダを着た悪魔」

prada1.jpg
(どうでもいいけど、↑の靴、妙だと思いませんか?
 ヒールの先、リフトって言うのかな、
 磨り減った時交換する黒い部分が描かれてない。気になるのよね〜 爆)

アン・ハサウェイ演じる
大学出たてでジャーナリスト志望の女性アンドレアが最初に選んだキャリアは
メリル・ストリープ演じる
ファッション雑誌「ランウェイ」の編集長ミランダの第二アシスタント。
ファッションに全然興味もセンスもない彼女でしたが
第一アシスタントが選んだ前任者がいずれも使い物にならず
また、ジャーナリストの卵として輝かしい経歴があったため
以外にも編集長ミランダのお眼鏡にかなってしまい採用。

しかしながら、この編集長の要求はとんでもないシロモノばかり。

NYで彼女の双子の娘の音楽発表会があるから
ハリケーンに襲われているフロリダからNYに飛ぶ飛行機をチャーターしろの、
まだ出版されていないハリー・ポッターの新刊原稿を手に入れろの
開店前のレストランのステーキを開店時間と同時にデスクに用意しろの
「ハイーーーッ?」
「もしもし〜〜?」
「気は確かですか?」
と言い返したいくらいで、こんな要求にくらべたら
私の仕事のクレーム電話なんてどうってことない!

が、アンドレアは持ち前の判断力と実行力、それに人との繋がりで
だんだんと無理無体な要求に応えられるようになるのです。
それに加えて、編集長の右腕であるファッションディレクターの手を借り
突然(笑)ファッションセンスにも目覚め
最新流行のブランド物を次々に着こすようになる。

また、ひょんな事から、
有能だけれど悪魔のような編集長の私生活を垣間見てしまい
彼女の仕事上の危機を何とか回避しようとやっきになるアンドレア。

しかし、そうやって徐々に能力を発揮し、編集長に認められるようになると
困ったことに恋人や友達との関係がギクシャクしだすのです。
キャリア・アップも目前、不本意ながら同僚まで傷つけてしまって…。

さて、彼女が選んだ道とは・・・・・

最初の30分くらいは、さすがにハリウッドのコメディ!
2〜3分に1回は「プッ!」と吹き出しっぱなしでした。
そしてタイトルからもわかるように、ファッション雑誌の編集部が舞台だけに
目を見張るようなファッションもたくさん登場します。

アンドレアがファッションに目覚め、次々に着こなしていく最新流行のブランド物。
編集長が毎日、アシスタントの机に叩きつけるように置くバッグとコート類。
ファッション好きには確かに見応えはあるものの、
その手のファッション、例えば靴に10万円以上、バッグも20万円以上
前身トータルで数十万円、いや100万円以上もするようなファッションは
私達にはほとんど無縁。雑誌や映画の中だけの世界。
そうなんです! ファッションは映画という夢の一部、小道具にすぎません。

女性が社会で成功し、認められるためには
おそらく男性よりも多くの犠牲を強いられるのかもしれません。
もし仮に何かを犠牲にしてしまったのなら、
後悔するよりもさらに頑張れば良いと思う。
でも、やっぱり人生のキャリア・アップのために大事なものは何なのか
忘れないようにしたい、アンドレアのように...
って思ったかな。

そそ、話題のファッションですが
個人的には「そのセンスどうよ?」というものもありました。
また、アンドレアに関してはファッションに目覚める前や
新しい道を踏み出してからのファッションのほうが
余程好感が持てましたけどね。

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2006年11月15日

映画「ウィンターソング」

ws06.jpg

11日、TOHOシネマズ名古屋ベイシティへ
映画「ウィンターソング」 、公開初日の初回を観て参りました。
試写会で一度観てるので、この日は二度目の鑑賞。
東京のスバル座は満席だったようですが
やはり人口の差もあり、また公開劇場がどこも郊外型劇場のせいか
こちらはちょっと寂しい入り。
が、この劇場、この日は記念日ということでファーストデイ扱い
1000円で観れたのはラッキー!!

ということで、金城武さんファンの私ですが、ファンの欲目は多少あっても
一応、冷静な視点から映画をご紹介したいと思います。

主な出演者は、金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン、チ・ジニ

金城武さんのことは、まあ、よくご存知だと思うので置いておいて
ジョウ・シュンさんは中国の4大若手女優のひとり。
ミュウミュウのイメージガールでもあります。
見た目のキュートさと裏腹な独特の低い話し声が個性的。
ジャキー・チュンさんは香港四天王のひとりとして知られた方で
「歌神」と称されるほど歌唱力バツグンのベテラン。
チ・ジニさんは知る人ぞ知る(?)韓国の「宮廷女官 チャングムの誓い」で人気のある韓流スター

スタッフは監督が映画「ラブソング」で有名なピーター・チャン
撮影は北京シーンをクリストファー・ドイル(ウォン・カーワイ監督の映画等で有名)
その他を「グリーン・デスティニー」でアカデミー賞に輝いたピーター・バウ
振り付けはボリウッドと呼ばれるインド映画界のファラ・カーン彼女はその後、アンドリュー・ロイド・ウェッバーに認められて最新作の振付にも抜擢されたほど。
音楽担当のピーター・カムレオン・コーについては私はあまり知らなかったのですが
本映画を独特な雰囲気のものとしているミュージカルシーンにおいて
エネルギッシュなものから、切々と歌い上げるものまで、
「オペラ座の怪人」顔負けのスケール感を呈したかと思うと
日本でその昔流行ったフォークソング風の素朴で暖かいものまで多彩な才能を披露。

というふうにキャストもスタッフも豪華な顔ぶれ。
アジアでは珍しい本格的なミュージカルシーンは、
映画の語り部である天使チ・ジニによる導入部分から盛り込まれており
最初から観客の心を掴まえるのはさすが。
特に中間部のミュージカルシーンは踊りも歌も迫力満点で
是非、音響の良い映画館で観ていただきたい!
しかし、いろんな映画評で既に書かれているように、確かに「ムーラン・ルージュ」
「シカゴ」「オペラ座の怪人」等のミュージカル映画を彷彿させるものはありますが、
あくまでもミュージカルは登場人物の心情を明らかにする手段。
セリフにすると陳腐な言葉も音楽に乗せると違和感なく受け入れられる
という不思議な作用を利用しているのでしょう。

ストーリーはジョウ・シュン演じるひとりの女性をめぐって過去の恋人・金城武
現在の恋人・ジャッキー・チュンという三角関係が劇中劇の形をとりながら
10年前、現在、劇中を行ったり来たりしながら繰り広げられるので
正直言って1回観ただけでは、ほとんどの人にはわかりにくいかもしれません。
かく言う私もそのひとりでした。

が、2度目になると、距離を置いて冷静に観れる分、それぞれのシーンに納得いくし
いろんなセリフ、音楽の歌詞、俳優の表情や演技もスーーーッと入ってくるので
登場人物それぞれの想いもわかり、それにつれて、自分の脳も活発に活動し始め、
映画の登場人物たちに想いを馳せるだけでなく、いろんなことを考えてる自分がいました。

塩野七生さんが著した「ひとびとのかたち」という
いろんな映画についての評論文がありますが
まさに、この映画はいろんなひとびとにとっての、そして自分にとっての
愛のかたちとは? 人生のかたちとは? を考えさせられます。

4人の俳優陣については
日本では前面に金城さんが押し出された宣伝になってますが
実際、あそこまで苦悩し未練たらしい男を彼が演じたからこそ切なく美しいのは確か。
映画の中でも取りあげられている目力も、以前よりさらに力を増した感があります。
ジョウ・シュンさんは少女のように無邪気でキュートな顔から野心家の顔まで
振れ幅が大きい演技を魅せており、
ジャッキー・チュンさんについては、なんといっても中盤以降
歌いまくる歌唱力に目を見張るものがあります。
ただ、燻銀的なうまさで、声に艶がない気がするのは加齢によるものでしょうか。
そして最後の最後、演技力で美味しいところを持っていったなぁって感じです。
チ・ジニさんも、物語の語り手として要所要所に異なった役で登場し、
その誠実そうな雰囲気とともに私達を不思議な世界へ導いてくれます。

そそ、書き忘れましたが、歌う金城武・・・
台湾でデビュー当時は歌手だった彼ですから
セリフとして歌詞を歌うのは苦もないこと。
それにあれだけソフトで甘い声なので、あの表情でもって歌いかけられたら
どんな女性でも、ドキドキしてしまうはず。
ほんのちょっとのトレーニングで
ジュッキー・チュンさんよりも素晴らしい歌唱力を身につけられる
そう私は確信しているのですが、
惜しいことに彼は歌手の道よりも俳優の道のほうを選んだ。
「二兎を追う者は一兔をも得ず」と言いますから、
チャン・イーモウ、ピーター・チャンなど世界で認められたアジア映画の監督に、
こうして使って貰いながら成長する俳優・金城武の今後をさらに期待しましょう。

1回観ただけではわかりにくいのが難と言えば難。
映画を観ながら大笑いしたい人、感動的な場面で無条件に涙を流したい人
受け身で映画を観る人には向かない映画かもしれません。
が、本を読むのが好きな人、考え事が好きな人には、複雑ではありますが、
その構成や骨格がわかりだすと、自分の中で思考回路が活発になるので
いろんなメッセージを受け取れる、とてもイイ映画だと思います。

こういう映画は日本映画にはありませんから
是非、1度・・じゃないや、2度以上、劇場に足を運んでみてください。
まずは、音楽と踊りから入るのもよろしいかと存じます。

参考:
11月8日の朝日新聞の映画評をアップしておきましたので
読んでみて下さいね。・・・こちら・・・

それから、ネタバレになりますが、
とっても面白い映画観察記がシネマトゥデイサイトにありますので
映画をご覧になった方は読んでみて下さい。・・・こちら・・・
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2006年10月21日

「かもめ食堂」初回限定DVD

kamomedvd1.jpg

映画「かもめ食堂」の初回限定DVDを発売日にゲット。
早速家人と一緒に見ました。

はい、劇場で見てもDVDで見ても「ゆる〜い」映画ですね。
BGMのように、かけたまま家事をしていても気にならない。
クライマックスというクライマックスはありませんからね。
でもね、ゆる〜く、じんわ〜り、温泉のように入ってる時も入ったアトも
じゃない、鑑賞時も鑑賞後も心地良い映画です。

なんたって聡美さん、はいりさん、もたいさんの独特のキャラが
サチエ、ミドリ、マサコとして生き生きしてるんですよね。

特に映画で見たときはスーッと通り過ぎてしまったマサコさんのキャラが
DVDで見た今回は印象に残りました。
コスケンコルヴァのオバサンと一緒にボーーッと立ってる存在感
コスケンコルヴァ対決時、ひとり勝負を買って出た潔さ(女武士って感じ)
フィンランド語がしゃべれなくても現地の人と会話できるコミュニケーション力
まさか藁人形なんて使ったことないですよね〜 
に「フーン!あるわよ」という意外と粘着質な性格?
どれもほとんど言葉なんてない、パントマイムのような演技で
独特の空気を作り出すもたいさん。

この映画が地味に根強い人気があるのは
ひとえにキャスティングが絶妙だからではないでしょうかねぇ。

それにクライマックスというクライマックスはないけれど
(しいてあげれば、食堂が満席になった時?)
そのぶん何気ないセリフがポーーーンて心に響いてくるのです。

(その1)
マサコ「いいわね、やりたいことをやっていらして」
サチエ「やりたくないことはやらないだけなんです。」

(その2)
ミドリ「でもやっぱり、かなしい人はかなしいんですね。」
サチエ「そりゃあそうですよ。
    どこにいたって、かなしい人はかなしいし、
    さみしい人はさみしいんじゃないですか。」

(その3)
ミドリ「ねえ知ってました? 
    あのねニョロニョロって電気を食べて生きているんです。」
    ・・・・・中略・・・・
サチエ「みんな何かを食べないと生きていけないんですねぇ。」

(その4)
サチエ「でもずっと同じではいられないものですよね。
    人はみなかわっていくものですから。」
ミドリ「いい感じにかわっていくとイイですね。」
サチエ「だいじょうぶ・・・たぶん。」
ミドリ「そうですね。」

これらのセリフがどう響いたかって? ふふふ、それはナイショです。

さて、この初回限定版にもれなくついてくる特典ディスクがまたイイ!
映画のメイキングチョコットと、あとは「猫と歩くヘルシンキ」といって
聡美さんのコバヤシカメラとナレーションによって
お店は小さいけれどキッシュや手作りパンが美味しそうなカフェや
イケメンお兄さんとそのお母さんが作る銀製アクセサリー工房
マリメッコ商品がお安く手に入るショップ
アラビア食器ファクトリーなどが
美しいヘルシンキの風景とともに紹介されていて
まるでTVのドキュメンタリー番組「世界の街角から 〜ヘルシンキ編〜」て感じです。
聡美さんのナレーションがバッチ!
正味40分はあるので、ヘルシンキへ旅行予定の方はもちろん、
ただボーーーッと美しくて美味しい影像を眺めているだけの目的にもグーですよ。

ああ、私も、ヘルシンキ行きたいな〜!
シナモンロール食べたい! キッシュ食べたい!
日本に入ってきてないようなマリメッコのテキスタイルや
アラビアの食器もゲットしたい!
それから、それから・・・・
公園で立ったまま湖を見つめているシロクマの像を抱きしめたい!

あっ、そうだ! 映画を見たときも思ったのですが
おにぎり、肉じゃが、鮭の塩焼き、豚肉の生姜焼き等々、映画に登場するのに
どうして「みそ汁」は出てこなかったんだろう?
外国の人は和風だしが苦手? みそが苦手?
確かハリウッドの女優さんで
みそスープが気に入って毎朝作って飲んでる人がいたはず。
(グウィネス・パルトローだった?)
ぜひ「みそ汁」もフィンランドの人たちに食べてみて欲しかったなぁ。残念。

kamomedvd2.jpg


【蛇足】
ところで、↑の画像でお気づきになったことはありませんか?
DVDの下にある布、夏に京都の「アンジェ」さんでゲットした端切れなんですが
その時には意識してそれを買ったわけじゃなくて
「ああ、これイイ!」って思ってゲットしたんです。
そしたらDVDを見てビックリ! 「これ同じジャン!」

コスケンコルヴァのオバサンの自宅で
マサコさんがオバサンをソファに座らせた時、右側にあったクッションカバーと同じ柄。
ちなみに左側、マサコさんの後にあったクッションカバーは色違いの赤系。
これって一種のサブリミナル効果なのでしょうかね?
映画を見たときには気づいていない柄だったんだけど
無意識に同じ柄を選んでたんですね。(^_^)v
posted by み〜 at 07:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月27日

映画「若草物語」

私の年齢くらいの女性なら、きっと小学生か中学生の頃に
オルコットの自伝小説「若草物語」を読んでいない人はいないでしょうね。
そして、たいがい次女のジョーに自分を重ねてるはず。

この物語は何度か映画化されていて
私も女子学生の頃にエリザベス・テーラーがエイミーを演じているものを見てます。
先日、1994年製作の映画「若草物語」をチラッとWOWOWで見て
ロケーションや衣装の美しさに心惹かれたので
今朝6時から、またじっくり再放送を録画しながら見てしまいました。

いや〜、やっぱり「若草物語」ってイイ物語です!
厳しく優しい母親に導かれ、貧しいながらも自分を見失わず、
お互いを助け合いながら、夢を追い続ける四人姉妹。

いろんな試練を乗り越える姿が見る者に勇気を与えてくれますが
それでもベスの死は悲しい、泣ける...(T.T)
病の床でジョーが大好きなベスはジョーにこう言います。
「どうしてみんなこの家を出て行くの?
 私はこの家が大好きなのに...
 でも、今度は私が出て行く番ね...」
すでに私はここで滂沱の涙。。。

屋根裏部屋でベスの宝物入れをあけたジョーはその中に
ジョーがベスに書いた手紙やジョーの作ったマーチ家新聞が
大事にとってあるのを見つけます。
ジョーはやっと自分の心を開いて書くべきものも見つけることができました。
もう私の顔は涙と鼻水でグチュグチュ状態・・・
朝8時、これから一日が始まるというのに..(;^_^A アセアセ…

最近の子供達は、こういう永遠のベストセラー小説を読んだりするのでしょうか?
ぜひぜひ、学校の図書館で借りてでも良いから、読んで欲しいものです。

またまたちなみにですが・・・
この映画ではお隣のお屋敷のローリーを
映画「バットマン・ビギンズ」のクリスチャン・ベールが演じてました。
彼、どことなくトム・クルーズに似てる気がするのは私だけ?
映画「バットマン・ビギンズ」もなかなか良かったですよ。
謙さんの役は??でしたが...^_^;

映画「スター・ウォーズ」でアナキン・スカイウォーカーはダーク・サイドに落ちますが
「バットマン・ビギンズ」ではバットマンはダーク・サイドに落ちないんですね。
どちらの映画にもリーアム・ニーソンが出演しているっつーのも妙な感じでしたが。

posted by み〜 at 01:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

「仮面の中のアリア」

昨日、たまたまCSのMoviePlusで「仮面の中のアリア」という映画を見ました。
いわゆるクラシック音楽映画なのですがこれがなかなか出色の出来。
後で知ったのですが、映画「カストラート」の監督がメガホンを取った作品
と聞けば、その出来映えもうなづけるというものです。

主演は本物のバリトン歌手、ホセ・ファン・ダム。
彼は絶頂期で現役を引退した歌手役だったのですが
年輪を重ねた深みのある素晴らしい声同様、演技もなかなかのものでした。

あらすじは、絶頂期で現役を引退したバリトン歌手が、
彼に心酔し、敬愛している若いソプラノ歌手を指導する一方
荒削りながらその才能を見込んで拾ってきたスリの青年を
肉体的、精神的そして音楽的にも鍛え、テナー歌手に育て上げます。
そんな若い二人のところに師のかつてのライバルで、
競い合いの末、声をつぶしてしまった公爵から
彼が主催するコンクールへの参加招待状が送られてきて・・・。

映画では、全編にわたって流れるマーラーの交響曲が
19世紀末から20世紀初頭を思わせるヨーロッパの森の風景を
詩情豊かに表現するなかで
師弟の淡い恋、ライバル同士の駆け引き、音楽を愛する心などが
有名なオペラのアリアや歌曲で見事に語られ、
極上の物語を展開していきます。

マーラー「大地の歌」、<青春について>の若々しく輝きに満ちた音色
若い二人が歌うヴェルディ「椿姫」の<花から花へ>の
歓びに満ち、いきいきとしたソプラノの声とテクニックには
胸が震えるほどの感動を覚えました。
(ソプラノとテナーの歌声はたぶん、役者さんではなく吹き替えだと思います。)

また、シューベルトの<音楽に寄す>をしっとり歌うファン・ダム
最後に湖の水面を進む葬送の舟とマーラーの<私はこの世に忘れられ>には
あまりにの切なさに涙をおさえられませんでした。

見終わってみると、切なくて悲しいんだけど、明るい未来が見えるし
歌いたい!歌いたい! もっともっと練習して上手くなりたい!
という気になる、音楽に携わる人には必見(爆)の映画・・・かも。

公爵が若いソプラノ歌手に質問します。
「どうして彼が触ると(教えると?)みんな天才になるんだ?」
彼女は、うつむいて答えません。
が、私は胸のうちでこう呟いていました。
「それは、音楽に身も心も捧げているから。」

ちなみに、TVでご覧になれない方にはDVDが発売されています。
あと、廃盤になってますが、サントラ盤情報は こちら 
posted by み〜 at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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